kohei_simplemakeの日記

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感想「スターウォーズ エピソード9 スカイウォーカーの夜明け」 

レンタルが始まったスターウォーズ最新作にして最終話。

その感想をここに記載する。 ※ネタバレ含む

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<結論>

・つまらない。

<良かった点>

・カイロ=レンの出ているところとその結末

<悪かった点>

・ストーリー ・構成

劇場で見たときは、それまで待ちに待った待望感とカイロ=レンへのファン魂でテンション上がったものだが、レンタルで再度見ると結構がっかりものだった。

その要因を簡単にまとめる。

<①ストーリーについて>

エピソード7からはじまった新三部作だが、結局何の話がしたかったのかはわからず仕舞いだった。

ディズニーが買収したことや監督が各作品で別々(の予定だった)なことなどの大人の事情があるのは分かるが・・・。

にしても作品として方向性を見失ったらそれまでである。

ジョージ・ルーカスの作品は、きちんとしたコンセプトや思いが詰め込まれていた素晴らしい作品だったのだが・・・

Ep1~3 アナキン・スカイウォーカーの生い立ちとダース・ベイダーになるまで

EP4~6 ルーク・スカイウォーカーという貧しい青年が英雄になるストーリー

EP7~9 スターウォーズは続いていく話?

といった感じ。

問題と思われるポイントとして

スノークというかませ犬を二作も引っ張り、敵がはっきりしなかった。

スノークがシスとは違う出どころのダークサイドみたいな話でも良かったと思うんだよな。それかシスの生き残りが残した最後の弟子とか。

・ベン=ソロ(カイロ=レン)の闇落ちの理由が不明瞭

⇒「スノークの心を変えられていた」なんて話もあるけど、そんなのできるならルークは随分アナログにダークサイドへ誘われたよね。それに、スノークパルパティーンだったわけだからなおさら違和感。

⇒これはいっそ、誠実なジェダイの修行のうちにダークサイドへの誘惑があって、その誘惑に負けたものがシスになってしまう。みたいな設定に注力すれば、もっと方向性のまとまった話になったと思う。

②無理やりリカバリ

結局、まとまりきらない話の中で、EP9冒頭でパルパティーン皇帝の復活という無理矢理設定で話をはじめてしまうことになる。

これによって

・ルークの功績が水の泡感

・全9部作がパルパティーンの歴史感が出る

・何ならダースベイダーを生き返らせて欲しい

など

良からぬ発想しか湧いてこない設定で話が始まることになった。

③構成について

ウェイファインダーを見つけて、パルパティーンのことろへ行く。いうのがこの映画の基本線だが、これだけでは正直とてもつまらない。

前二作から徐々に布石をうっていたらならまだしも、急に敵が復活したからやっつけにいきます。というのはなんだが軽い話に感じてしまう。

それを軽くしないために、話にツイストを入れすぎて、ただ間延びしたまどろっこしい話になっている。一つ一つのシーンは、クオリティ高く作られている印象なので劇場でその迫力を楽しむ分には面白みはあるが、一方エンドロール的にワンシーンを何かと重ねて楽しむなど構成的な面白みは感じることができなかった。

パルパティーンの復活の理由が不明瞭

パルパティーンが復活したことは百歩譲って認めよう。一方、「何で?」という理由の部分が良くわからなかった。

⇒信仰者が必死にシスのフォースを学び、復活させたとか皇帝は自信が死んだ場合に復活できるように何か準備をしていたとか。きちんと説明して欲しかった。

⑤カイロ=レンのライトサイド機関は良かった

新三部作通して、一人きちんと成長していったキャラクターはカイロ=レンだろう。

ルークの甥で元弟子という続々する設定。

闇落ちの理由こそ微妙だが、彼はライドサイドの誘惑という従来と逆の立場でダークサイドからライドサイドへ帰還するという役回り。誰もが想像できたとはいえ、ベン=ソロとして青いライトセーバーを握った瞬間は、胸が高鳴ったのを覚えている。シリーズ通して、どこか不安そうな表情を演じていたアダム=ドライバーだが、この時は本来の自分を見つけたような自信のみなぎった戦いぶりはこの映画の一番良かったシーンだと個人的に思っている。

<こんなのだったら良かった案>

・ベンソロ=がライトサイドからダークサイドの誘惑に駆られて闇落ち。カイロ=レンとなった彼を倒す話。  (ここは、ルークがベイダー同様にライトサイドへ引き戻して終了。もしくは弟子となったレイがそれを達成)  =ルーク最強の話

スノークパルパティーンとは別ルートのシス(or新たなダークサイド一派)  それを新たなジェダイ・レイとの戦いの話  =世代皇帝を示唆する作品

<その他問題点>

・メカデザインについて ルーカスの世界観が壊されてきている。普通に想像すると「なんで?」みたいなところがあるのがルーカスデザインの味でもあったが・・・ ⇒波動砲みたいなビックウェポンを積んでいないのがスターデストロイヤーの良いところだったのに、それを積んではいかんだろw ⇒宇宙船が普通。独特の音で、不思議な変形をしたりしない。つまらない。

・レイが最初から強かっただけの話感。

・フォース何でもでき過ぎ説

・不評だったEP8よりつまらない説。

<最後に>

色々語れる作品だけあって、スターウォーズは偉大な作品。 でも、これやっぱり・・・EP7からやり直さない?!

ライトセーバースタイル